原典をあたる ~各政党の綱領を調べてみた(1) ネット上でどう見えたか [政治]
今の与党(自民党と公明党の連立政権)、単に権力が欲しいだけでこの2党はくっついているんじゃないか、と常々感じています。しかし、思い込みじゃまともな論評ができません。この2党の基本的な立場を知る方法はないかと考えて、気がつきました。「党の綱領を見比べてみよう」と。
せっかくですから与野党各党の綱領を調べようと思い、作業を始めたら、思いのほか面白いことが色々と分かってきました。
そこで数回に分けて、調査して気づいたことを書きたいと思います。
ネット上で各党の綱領がどう見えるか?
ネットでの検索結果や各党のホームページに、おもしろい特徴がありましたので、政党別にご紹介します。
与党⇒野党で、衆議院議員数の多い政党順(2015年10月7日時点)に書きます。
今回は、各政党名と『綱領』の2つのキーワードでGoogle検索した結果をご紹介します。
Google検索結果画面
自由民主党(自民党)
党のホームページの中に『綱領』というキーワードがたくさんあるためか、ホームページの各項目がきっちりと結果に表示されます。このような表示をさせるのは何かの仕掛けがあるのか、Google検索のシロウトなのでよくわかりませんが、『しっかりしているな自民党は』という印象を受けました。
ヒット数は約43,300件。2つのキーワード以外で追加されたキーワードはないようです。
しかし読んでいきますと、『綱領』『政綱』『新綱領』と微妙に異なる言葉が挙がっています。どういうことなんだ???
公明党
検索トップに『綱領』と出てきますね。分かりやすいです。
ヒット数は約68,100件。こちらもほかのキーワードでの検索はされていません。
民主党
『綱領』はトップに表示されます。
自民党の検索結果とは異なり、党のホームページの中からのヒットが少ないです。力負けしているな、という印象を持ちました。
しかし検索ヒット数は約169,000件と、自民党の4倍近くあります。
維新の党
『綱領』は検索トップ。
ヒット数は約77,500件。
日本共産党
こちらも『綱領』が検索トップ。
ヒット数は約96,000件。
余談ですが『日本共産党中央委員会』という言葉が後に続きます。単なる”共産党”でないのはどうして???
生活の党と山本太郎となかまたち
党のホームページのメインページが検索トップに出ました。『綱領』のページは出てきませんでした。
検索ヒット数は約346,000件と、民主党をはるかに上回っています。ヒット数が投票数だとすると、最大政党になります。
え、『小沢一郎』『谷亮子』もキーワードとして拾って検索しているようです。有名人の議員さんは他党の方が多いと思いますが、これまたどうして???
社会民主党・市民連合
『理念』のページが検索トップに来ました。『綱領』のページがない?ようです。
ヒット数は約41,600件。
まとめ
- 与党の自民党と公明党がしっかり結果表示されている。
- ヒット数は、生活の党と山本太郎となかまたちがダントツに多い。
検索結果の画像は、パソコン上ではさらに下の方に結果が続いているんですが、ニュースやゴシップ、噂話の類が並んでいますので割愛しました。政治をちゃかすために掲載しようかなとも考えましたが、今回は『綱領』に話題を絞っていますし、政党以外の方の宣伝にもなりかねませんのでやめました。
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